うつ病発症者の記録

実際にうつ病に発症した私の状況、感情、体調などを記録します。

うつ病発症者の記録1

・はじめに

このブログは実際に私がうつ病を発症した際の状況や感情の起伏、体調、経過などを記録するために作成しました。

長文になるかと思います。また、楽しい内容では無いと思います。当時を思い出しながら書いていくので、時系列や当時の状況などが異なる可能性があります。

しかし、うつ病に悩んでいる人、うつ病になるかもしれない人の一助となればと思い、1発症者として発症してから現在までの記録を記します。

よろしければお付き合いください。

 

うつ病の発症

 2016年7月に心療内科にかかり、うつ病と診断されました。しかし、うつ病の傾向はその前からありましたので、そこから書き始めます。

 始めに自分の異変に気付いたのは2016年1月頃だったかと思います。それまで仕事でそれなりに忙しく働いていたのですが、この頃たまにですがある異変を感じました。

 それは、真っ直ぐな道がうねっているように見えるというものです。特に仕事終わりの疲れている状態、日をまたいだくらいの遅い時間、暗く細い道という条件下で起こることが多かったように思います。

 そのときは最近忙しいしこんなこともあるんだなー程度に楽観的に考えてました。実際、毎日起こるわけではありませんでしたから。

 SEを生業としていた私ですが、2016年4月についに開発していたソフトを客先に納品することになりました。まだ仕事は残っていましたが、一区切りつくという段階ですね。問題はその客先への納品が終わった後に起こりました。

 そのとき、私自身に自覚は無かったのですが、周囲から私の変化について指摘されました。曰く、顔色が悪い、表情が無くなったというものです。うつ病に発症したのはこの頃だと思います。自分では全く自覚は無かったのですが、当時仕事をしていた別現場から自社への異動を言い渡されました。

 自社に戻ってからは上司と面談を行ったり、作業量や作業内容を調整していただいたりと、それまでの仕事と比べればかなり楽に働いていたと思います。その上司の面談の中で産業医と面談すること、産業医の推奨する心療内科を受診することを勧められました。産業医との面談は予定が合わず行いませんでしたが、心療内科の受診を7月に行いました。ちなみに予約をとったのが6月でしたので、予約から受診まで実に1か月以上かかりました(これでも産業医の推奨する心療内科の中では最速でした)。

 その受診結果でうつ病と診断された訳ですが、前述した自社に戻ってから受診までの間に更に異変が起こりました。それは、毎朝出社前に嘔吐してから出社するというものでした。この頃から吐き気には常に悩まされており、起床後すぐ嘔吐、会社に着いて嘔吐、仕事の合間にも何度か嘔吐。ときには出社中にも嘔吐していました。仕事終わりに嘔吐することはなかったので恐らく会社に行くという行為、働くという行為に対して拒否反応がでていたのだと思います。

 しかし、それでも私は全く辛いと思っていませんでした。辛いと感じる感情さえも無くなっていました。忙しくて趣味の時間も取れず、休日はずっと寝ているような生活の中で、空いた時間に行っていた趣味(ゲーム、アニメ、音楽など)も作業的にしているだけで楽しめていませんでした。

 ただ機械的に朝起きて出社し仕事をして帰って寝るというルーチンを行うだけの生活を2か月程でしょうか、続けていました。その当時は本当に辛いと感じていませんでした。

 そして、心療内科を受診した結果うつ病と診断され、2016年9月から休職することになりました。