うつ病発症者の記録

実際にうつ病に発症した私の状況、感情、体調などを記録します。

うつ病発症者の記録3

マイナス感情ばかりの記事を読み続けてくれてる方、ありがとうございます。まだ続きます。

 

・2度目の休職

 2017年9月に再度休職し、すぐに帰省することになりました。そして、前回と同じ病院にかかるのですが、医師が別の医師に変わりました。こちらの医師が本当にひどく、全くこちらの話を聞いてくれませんでした。今回は私にモノを考えることができる状態でしたので、2回の診察を受けた上でこの病院はダメだと思い別の病院を探すことにしました。

 しかし、自宅側の主治医からの紹介状はすでにその病院に渡しており、紹介状無しで初診を受け付けてくれる病院はほとんどありませんでした。その中で、ある一つの病院で診察を受けることができました。

 休職中の最大の幸運はこの病院を見つけることができたことでしょう。その病院の先生はこちらの話を親身になって聞いてくださり、薬の効能や副作用なども詳しく説明してくださるありがたい先生でした。初診時は他の患者さんには申し訳なかったですが1時間以上話していたと思います。

 そして、その先生と話し合いながら薬も何度も効き目や副作用を調べながら調整し、徐々にですが気分が快復していくのを感じました。また、同時にその先生からうつ病だけではなく適応障害の可能性が高いということも伝えられました。適応障害というのはある特定の状況に対して強いストレスを感じるというものです。うつ病は気分の上がり下がりが激しいことが多いのに対し、適応障害は気分が下がっている状態が長く続くという話を伺いました(詳しいことはわかりません)。私の場合は気分が上がることがなく、ずっと下がっている状態だったためそのように診断されたのだと思います。

 2度目の休職は長期間に及びます。薬を何度も何度も調整し、徐々に良くなってきているという中で、ついに休職期間の満了が近づきます。2018年12月に上司および総務部長を交えて主治医の診察を受けることになりました。

 

・上司、総務部長を交えての診断

 実はその時、私は退職するつもりでいました。休職期間に退職するか復職するのか本当に悩みましたが、その会社の仕事を続けていく自信がなかったので退職意思をそのときに上司にも伝えようと思っていました。また、事前に主治医にも退職意思を伝えていました。

 しかし、上司を交えた診察当日にまず主治医と私の二人で診察した際に、もう少し薬でよくなるか見てそれから退職を考えてもいいんじゃないかと打診されました。先生も考えてくださり、これからの薬の影響次第では復職に間に合うだろうという判断をしたのだと思います。

 私も復職できるのであればしたいと考えていたので、退職の判断は後に遅らせることにしました。上司、総務部長には私がどのように考えていたのか、薬の調整で様子を見たいという旨など、私の口からは伝えづらいことも含めてすべて先生が伝えてくれました。

 そのうえで、これ以降復職に向けて生活していくのですが、復職と退職の間で揺れている時期より心が非常に軽くなりました。このことで、悩んでいる状況がストレスとなり快復の妨げになっていたことに気づきました。これ以降、精神的な負担が軽くなり、劇的に快復していくことになります。およそ1か月で復職できるのではないかと考えることができるようになるまで快復しました。