うつ病発症者の記録

実際にうつ病に発症した私の状況、感情、体調などを記録します。

うつ病発症者の記録2

前回の記事から続けて見ていただいてる方、ありがとうざいます。まだまだ続きます。

 

・休職中の生活

 2016年9月から休職することになったのですが、その後すぐに実家に帰省して休養を取ることになりました。実家では特筆するような生活はしていなかったと思います。幸い、食欲に関しては問題なかったので体調面の不良が起こることもありませんでした。

 問題は帰省中にかかっていた病院でした。そこの先生がかなり楽観的な方で、こちらの話を聞かず普通はこうだから君もこの状態のはずだといった様子でまともに診察を受けた記憶がありません。処方される薬も休職前から処方されている薬をそのまま出すだけで私の状態に合わせて調整を行うということもありませんでした。しかし、感情を失っている私にはそれがおかしいことにも気づきませんでした。

 そうして2016年11月末頃だったと思います。ついに仕事へ復帰可能という診断をされました。その時の私の状態としては、感情は多少出るようになり、自分で考えることも少しはできるようになってきたという程度のものでした。しかし医師が復帰可能というのだから大丈夫なのだろうと思い、不安を感じながらも思考放棄して復職に向けて動き始めました。

 11月に復帰可能と診断され、12月は自宅に戻り一人暮らしの生活を慣らしながら産業医との面談も受け、1月から復職ということになりました。この間も自宅で生活する分には問題なかったのですが、産業医面談のために会社に向かう時には吐き気を感じるという状態に変わりはありませんでした。そのことも産業医および上司、自宅側の主治医にも伝えましたが、実家側の主治医の判断である復帰可能というものが優先され、予定通り2017年1月に復職しました。

 

・復職後の生活や仕事

 復職後の仕事に関しては、時短勤務や残業の不可など、配慮をしていただいた上で働いていました。仕事内容に関しても簡単な作業から慣らしていって徐々に普段の仕事に近づけていくというものでした。

 しかし吐き気に関しては、平日は毎日出社前および出社中に感じていました。休職前より頻度は減り実際に嘔吐することも少なくなったとはいえ、毎日吐き気を感じるというのはうつ病が治っていないと感じるには十分でした。

 そのような不安を抱えたまま仕事をこなしていましたが、いつ頃からかは忘れましたが更に私に異変が起こりました。それは睡眠を満足にとることができなくなるというものでした。

 決まった時間に眠ることができなくなり、眠れても眠りが浅いのか疲れが全く取れないといった状況で、仕事を続けていました。

 その中で、私が仕事中に先輩に対して言ってはいけない言葉を言ってしまいます。先輩の「最近調子どう?」という私の状態を心配する問いに対して「毎日死にたいと思ってますよ」と答えてしまいます。

 実際、そのときは自殺する気力がなかっただけで本当に毎日死にたいと思っていましたし、仕事終わりに自宅に帰ってからは部屋の隅にうずくまって泣いたり泣かなかったりという生活でした。今の状態がマズイと考えた私は、休日の少し気分の上向いているときに、包丁などの刃物やロープといった自殺に使えそうなものを簡単には取り出せないところに片づけました。自殺したいと思っても取り出して実際に自殺する気力は起きないだろうという考えのもとでした。

 また、それと同時に自殺衝動を抑えるために自傷行為を行うようになりました。具体的には顔や体を本気で叩いたり、頭を床や壁に打ち付けるといったものです。そうした行為を行うことで、「死ななくてもこんなに痛いのだから自殺したらもっと痛いのだろう」と考え、自殺衝動が治まるのを感じました。

 今考えれば、この時期が一番辛い時期だったと思います。感情も戻り、自殺願望から自傷行為を繰り返す日々。満足に眠ることもできず、精神的にも身体的にも追い詰められていきました。

 そうして、職場で「死にたい」と口にした翌日には上司と総務部長と面談し、その翌日には再休職というスピード感で再び休職することとなりました。